土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
粒子法型濁質輸送モデルによる濁水の水面突入・拡散過程の数値解析
五十里 洋行後藤 仁志松島 良太郎
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_61-I_66

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抄録

 津波越流発生時の防波堤の安定性をより正確に評価するためには,越流水による洗掘に伴う地盤変形も考慮に入れた検討が必須である.粒子法は,複雑な水面変形および地盤の大変形の解析に適した手法であるので,このような場への適用が期待されるが,実際の砂粒径よりも粗いサイズの計算粒径を用いて洗掘の進行速度の妥当性を維持するためには,計算粒径以下の砂粒(濁質)の挙動を考慮するサブモデルの導入が有効である.本モデルでは,このような濁質の輸送を移流拡散方程式によって解くが,粒子法をベースとした濁質輸送モデルの妥当性については詳細な検討がなされていない.そこで,本研究では,本モデルの妥当性を検証するために,濁水の水面突入・拡散から濁質の堆積に至るまでの数値解析を実施し,既往の水理実験結果との比較を行う.

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© 2016 公益社団法人 土木学会
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