土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
混合粒径下における波打ち帯の漂砂移動特性
宮武 誠成田 郁史木村 克俊越智 聖志佐々 真志白水 元
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2017 年 73 巻 2 号 p. I_541-I_546

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抄録

 砂浜斜面の飽和度に応じた混合粒径下における波打ち帯の漂砂移動を模型実験及び数値解析の両面から検討した.模型実験では,孤立波作用下の前浜斜面に敷設した色相の異なる混合粒径による蛍光砂にブラックライトを照射し,波打ち帯の漂砂移動を可視化した.その結果,飽和斜面の蛍光砂量は不飽和斜面に比して常に高く推移し,特に流出する細かい粒径分の増加が著しくなり,底質の粗粒化及び前浜勾配の急峻化がより一層進行することを示した.また,それらに及ぼす前浜浸透流の影響について考察した.更に遡上波変形と飽和-不飽和浸透流の結合数値解析モデルならびに,粒径別の透過斜面に対する無次元掃流力モデルによる数値解析を行った結果,混合粒径下における波打ち帯の漂砂移動の傾向を定性的ではあるが,概ね良好に評価できることを示した.

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© 2017 公益社団法人 土木学会
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