土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
吸い出し・陥没リスク抑制に向けた緩衝材によるケーソン目地透過波低減法の適用範囲の拡大と検証
石坂 修佐々 真志
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2018 年 74 巻 2 号 p. I_1081-I_1086

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抄録

 本研究では,護岸・岸壁の吸い出し・陥没リスク抑制に向けて新たに考案・構築した緩衝材によるケーソン目地透過波低減法を,多様な吸い出し防止工および堆積物の影響下にある老朽化護岸に適用しその特性及び効果を詳しく検証した.ケーソン背後掘削,目地部の空洞内部撮影,3Dスキャニングソナーによるケーソン目地部の内部構造分析と波圧計測の結果,90%以上の波圧低減効果が得られ,本手法の有効適用範囲とその施工性を明らかにした.さらに,陥没のサイクルが想定可能である希少な現場において同手法によって陥没を抑止しうることを直接初めて実証した.これらの結果から,本手法は,海岸・港湾域の防災・減災と共に老朽化施設の延命化対策に大きく寄与すると考えられる.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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