土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
波による液状化とパイプの浮上・露出対策
宮本 順司佐々 真志鶴ヶ崎 和博角田 紘子
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2018 年 74 巻 2 号 p. I_1111-I_1116

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抄録

 本研究では,波による液状化に伴う埋設パイプラインの浮上・露出対策の点から,砂地盤-パイプ―礫層(対策工)系の波浪実験を行い,地盤表層を礫層で置換する効果を詳しく調べている.実験は遠心力場70g場で行った.実験の結果,パイプ位置から60°の範囲の地表を礫層で置換すると,地盤の液状化抵抗が著しく増加すること,液状化発生後も広い範囲に礫層が残存し続けることで,液状化地盤の搖動を抑え,パイプの上昇や露出を効果的に抑制することを確かめた.一方,対策範囲を30°に留めると,地盤の液状化抵抗は無対策の場合から増加しないこと,液状化後は,地盤の激しい搖動によりパイプが著しく上昇すること,パイプの動きを対策工の端部で受けるため,パイプを抑えることができず,無対策の場合と同様の過程で地表に露出することが得られた.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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