土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
海草場を対象とした環境DNA検出方法と三次元数値解析の適用性に関する検討
赤塚 真依子高山 百合子伊藤 一教森本 哲平源 利文
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2018 年 74 巻 2 号 p. I_1225-I_1230

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抄録

 水域における生物情報を入手する方法のひとつである環境DNA分析は,1L程の採水となる現地作業は簡便であるものの,広域に放出された希薄なDNAを対象とするため,様々な要因が環境DNAの検出結果に影響を及ぼすことが懸念される.著者らは,流動解析と環境DNAを組合せたアマモ場モニタリング手法の構築を目指している.次世代シーケンシングと定量PCRによる環境DNA分析を試み,各分析方法の現地調査との対応性評価を目的とした.11地点の現地調査では,次世代シーケンシングは数点の検出となり,定量PCRはアマモ場から離れるに従って,高い値から徐々に低下した.また,室内試験から得られた海草の環境DNA減衰特性を取り入れた三次元拡散解析を実施し,分析結果と相関が得られた.流動解析と環境DNA分析による分布評価について適用の可能性が示唆された.

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