土木学会論文集B2(海岸工学)
Online ISSN : 1883-8944
Print ISSN : 1884-2399
ISSN-L : 1883-8944
論文
小標本データをもとにベイズ型情報量基準を用いた津波建物被害率の推定
池野 正明
著者情報
ジャーナル 認証あり

2018 年 74 巻 2 号 p. I_457-I_462

詳細
抄録

 類似建物のフラジリティ曲線を事前分布とし,小標本データに基づく尤度から赤池のベイズ型情報量基準を最小化することにより,特定建物の被害率を階層ベイズ推定する手法を検討し,東北地方太平洋沖地震津波による建物被害に適用した.浸水域全域や全RC被害率の事前分布を用いて,データ数の少ない南相馬市やRC 3階以上の建物被害率をベイズ推定した結果,該当データの最小二乗法とよく一致する.一般RCの事前分布を用いて,最小二乗法が適用できないデータ数の少ない火力発電所事務建屋の被害率に適用した結果,尤度に用いる被害データ利用の順番に影響せずにベイズ推定できることがわかった.

著者関連情報
© 2018 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top