土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
環境DNAを活用した固着性水生生物モニタリング手法の成立性について
高山 百合子赤塚 真依子伊藤 一教源 利文
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2019 年 75 巻 2 号 p. I_1087-I_1092

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抄録

 環境DNAを活用したアマモ場モニタリング手法は,定点で採水し環境DNA量を取得したとき,特定の個所を出発した環境DNAが出発点の異なる環境DNAと同時刻に混在しない場合に成立する手法である.本研究では,単純な湾形状と実海域モデルを用いた粒子追跡計算によりこの成立性について検討した.全国のアマモ場海域形状を単純モデル化した10タイプについて,特定エリア出発の粒子が,流れとの組み合わせによっては独占的に出現するケースを確認した.次に実海域モデルを用いて同様の傾向が得られる可能性を示したことから,アマモ場分布と流れの組合せによってはこの手法が成立する場合があることが確認できた.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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