土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
自己組織化マップを用いた台風来襲時における降水量の将来変化に関する検討
柴田 大輝児玉 充由井手 喜彦橋本 典明山城 賢
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2020 年 76 巻 2 号 p. I_1129-I_1134

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抄録

 近年,2019年10月に発生した台風19号など,台風に伴う豪雨災害が発生している.さらに今後は地球温暖化に伴い,台風の強度が増すとともに台風による豪雨災害の甚大化が懸念される.本研究では,台風の常襲地帯であり,過去に幾度も水害を経験してきた九州地方を対象として,アンサンブル気候予測データベース(d4PDF)から抽出した台風の経路を自己組織化マップ(SOM)を用いてパターン分類し,台風のパターン別に降水量を解析することで台風経路とそれに伴う降水量の将来変化を検討した.その結果,温暖化が進むと現在よりも台風の経路パターンは多様化することがわかった.さらに,将来的な降水量の増減には影響期間が大きく寄与していることがわかった.また,台風が九州に上陸するパターンでは,再現期間100年の日降水量は増加することがわかった.

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© 2020 公益社団法人 土木学会
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