土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
気候変動に伴う日本周辺海域を対象とした海面上昇量の予測不確実性
宮内 海峰森 信人志村 智也建部 洋晶
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2020 年 76 巻 2 号 p. I_1135-I_1140

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抄録

 気候変動に伴う海面上昇量は,主に海水の熱膨張による全球的な体積変化に加えて,海洋循環による力学的海面高度変化により地域差を示す.そのため,特定の地域における海面上昇量を決定するためには,海域毎の特性の把握が必要である.本研究は日本周辺海域における過去から将来の海面水位変化の特性と不確実性を明らかにし,力学的海面高度を考慮した海面上昇量を定量的に評価した.解析結果から,日本周辺の力学的海面高度変化は,海水温および海上風の変化と連動する数年規模の変動が卓越し,その年々変動(自然変動)の大きさは将来の海面水位変化の評価に無視できない量であることが分かった.

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© 2020 公益社団法人 土木学会
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