化学工学論文集
Online ISSN : 1349-9203
Print ISSN : 0386-216X
エネルギー
水蒸気吸着材FAM-Z02の基礎特性評価および吸着ヒートポンプへの適応性検討
垣内 博行下岡 里美岩出 美紀大島一典 一典山崎 正典寺田 秀渡辺 展武脇 隆彦
著者情報
ジャーナル 認証あり

31 巻 (2005) 4 号 p. 273-277

詳細
PDFをダウンロード (629K) 発行機関連絡先
抄録

吸着ヒートポンプ(AHP)に適した吸着材として,CHA型シリカアルミノフォスフェート(SAPO-34)に着目し,Si含有量による水蒸気吸着等温線の差異を評価し,FAM-Z02(Si含有量7.5 mol%のSAPO-34)について吸脱着特性,繰り返し耐久性などを評価した.FAM-Z02の水蒸気吸着等温線はS字曲線を描き,大きな温度依存性を示す.363 Kにおける吸脱着のヒステリシスはY型ゼオライトやシリカゲルに比べるとやや大きい.FAM-Z02は10万回吸脱着を繰り返しても吸着特性は変化せず,実使用に際し問題ないレベルの高い耐久性を有している.AHPをTL/TM/TH=283 K/313 K/363 Kの温度条件下で運転する場合,平衡論的にはFAM-Z02の有効吸着量差はY型ゼオライトに比べ約4.8倍,シリカゲルに比べ約3.8倍大きいことがわかった.

著者関連情報
© 2005 公益社団法人 化学工学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top