化学工学論文集
Online ISSN : 1349-9203
Print ISSN : 0386-216X
広領域,その他
ロジックモデルとバランススコアカードを用いた研究計画支援システムの有効性
田隈 広紀桜井 誠亀山 秀雄
著者情報
ジャーナル 認証あり

2013 年 39 巻 3 号 p. 256-264

詳細
抄録

イノベーション・エコシステムの確立が,文部科学省による「イノベーション促進のための産学官連携基本戦略」の中で提唱されている.イノベーションはホリスティックであり,そのシステムを確立していくためには,総体的な研究アプローチが必要であり,研究開発マネジメントが求められている.
本研究では,このような研究アプローチを支援する仕組みとして,プロジェクト&プログラムマネジメント(P2M)の導入と具体的な研究支援ツールであるロジックモデルとバランススコアカードを利用した,研究計画支援システムを提案する.このシステムを4年間大学の研究室における工学研究に導入した結果,研究発表数,研究論文数等研究業績の向上に効果が見られ,また大学で研究する学生の研究力向上に効果が見られた.さらに産学官連携研究にて,両ツールが複数技術の統合化や,ステークホルダ間の利害調整に重要な役割を果たすことが示唆された.

著者関連情報
© 2013 公益社団法人 化学工学会
前の記事
feedback
Top