気泡流動層の層内圧力変動モデルによって気泡流動層の相似則の妥当性を検討した．検証した気泡流動層の相似則は堀尾らによって提出されたものである．大小2つの幾何学的に相似な気泡流動層実験装置（内径：230 mmϕ, 57 mmϕ）を用い，流動層表面における破裂気泡のビデオ撮影および，層内圧力変動の測定を行った．破裂気泡径，破裂気泡頻度，層内圧力変動のパワースペクトル密度の実験結果によって，気泡流動層の相似則の妥当性を明らかにした．さらに層内圧力変動と流動化状態との関係をモデル化することによって，層内圧力変動の周期性とその大きさに関する相似性を検討した．
