1952 年 16 巻 12 号 p. 399-404
ある假定のもとに,從來の諸家の実測値を用いて,1”ラシヒ環を充填した塔内のガス吸收に関するガス境膜容量係数に対して次のような実驗式を導いた。
また液境膜容量係数に対してはSherwoodらの式を多少改変して次式を與えた。
本式の適用範囲は常温附近および大氣圧で,ガス質量速度Gが100lb/ft2・hr以上,溢汪速度の80%まで,および液質量速度Lが500~10,000lb/ft2・hrである。式中各項の單位はft-lb-hr,かつ純液の蒸発の場合には(A)式右辺分母第2項はゼロとなる。