化学工学論文集
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流通法によるテトラリン, 1-ナフトールおよびビフェニルの蒸気圧の測定
迫口 明浩岩井 芳夫竹中 淳荒井 康彦
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1989 年 15 巻 1 号 p. 166-169

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抄録

最近の総説にも見られるように, 石炭液化油成分のスペシャリティ・ケミカルズとしての活用が期待されている.石炭液化油には多種の成分が含まれているが, 目的成分の単離・精製プロセスの設計には, 基礎データとして蒸気圧が不可欠になる.しかしながら, 有用な石炭液化油成分の蒸気圧データは不足している場合が少なくない.そこで本研究では, 石炭液化油成分のような高沸点化合物の蒸気圧データを得る目的で, 流通法による測定装置を試作した.前報ではナフタレンの蒸気圧を測定し, 得られたデータと既往の測定値とを比較することにより, 本測定装置の健全性を確認した.ここではテトラリン, 1-ナフトールおよびビフェニルを取り上げ, 報告例の見られない温度域を中心に, それらの蒸気圧を液相および固相域にわたり測定した.なお液相および固相域では, 前報と同様に異なった平衡セルを用いた.

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