化学工学論文集
Online ISSN : 1349-9203
Print ISSN : 0386-216X
ISSN-L : 0386-216X
充填物を備えた多孔ドラフトチューブ付気泡塔の流動特性
坂東 芳行西村 誠渡部 吉規佐藤 敦三輪 盛夫倉石 迫夫川瀬 信行井戸田 篤
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 19 巻 3 号 p. 489-495

詳細
抄録
気泡塔の性能改善を目的として, 多孔ドラフトチューブの内部に充填物を備えた気泡塔を考えた.充填物には比較的流動抵抗の小さい金網リングを用い, 多孔ドラフトチューブ, 金網リングの各寸法を種々に組合せて, 流動状態を観察し, ガスホールドアップ, 気液界面積および液混合時間を測定した.
多孔ドラフトチューブの内部に金網リングを充填することにより, 『多孔壁による気泡微細化』に加えて『充填物による気泡微細化』が生じた.ガスホールドアップ, 気液界面積に対して多孔ドラフトチューブの径, 孔径, 開孔率, 金網リングの目開きの最適値が存在した.最適ドラフトチューブ径におけるガスホールドアップ, 気液界面積は充填気泡塔とほぼ同じであった.また, 液混合時間は, 標準気泡塔, 充填気泡塔などに比べ, きわめて短かった.COD除去率は充填気泡塔と同程度であり, 本気泡塔の排水処理への適用性が示唆された.
著者関連情報
© (社)化学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top