化学と教育
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花火の色と炎色反応(<特集>おもしろい光化学 : 基礎から応用まで)
青柿 良一
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1987 年 35 巻 5 号 p. 417-419

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抄録

私たちが日ごろ親しんでいるあの華麗な光と色を放つ花火は, いつごろどのようにしてできたのだろうか。そして, どうしてあのような奇麗な光や色が出せるのだろうか。このような疑問に答えるために花火とよく似た炎色反応を取り上げ, 両者を比較しながら燃焼に伴う発光発色現象を調べてみると, 花火は2500℃付近の温度で最も奇麗な色が得られるように, 分子状態の物質が発する光を巧みに利用していることがわかった。

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© 1987 公益社団法人 日本化学会
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