化学と教育
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6. 瞬間を見るレーザーによる可視紫外吸収および蛍光の測定(分析技術 : こんな方法もある)
中島 信昭
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1989 年 37 巻 6 号 p. 629-633

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抄録

写真ではミリ秒(10^<-3>秒)の瞬間を見ることができるし, テレビのどのスポーツ番組でもスローモーションで各瞬間を見せてくれる。体操選手の華麗な動きを楽しみ野球のアウト, セーフ等は審判よりもよくわかる。化学反応の反応中間体を写真のように捕えることができ, また, 反応や緩和現象をTVのスローモーションを見るように測定できれば, これらの機構をより的確に理解できる。"瞬間を見る"研究が盛んに行われる理由はこの点にある。レーザーの短パルス技術の急速な進歩により, 現在では0.1ps (0.1×10^<-12>秒)以下まで反応が議論できるようになっている。本稿ではナノ・ピコ秒(10^<-9>・10^<-12>秒)レーザーを利用した瞬間を見る方法の代表例, および測定例を紹介する。

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© 1989 公益社団法人 日本化学会
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