化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
合成ゴム工業(日本の化学工業 : 最近の動向)
後藤 幸平
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

1992 年 40 巻 8 号 p. 527-532

詳細
抄録

ゴム特有の弾性的性質をもった化合物の合成の試みは, 天然ゴムがイソプレンから構成されていることが見いだされて以来, 多くの化学者の目標となってきた。汎用合成ゴムの工業化は性質と加工性を天然ゴムに近づけたスチレン・ブタジエンゴムから始まり, 天然ゴムの化学構造に近い合成天然ゴムのイソプレンゴムが立体規則性触媒で工業生産されるまでになった。また, 高分子化学は天然ゴムにない機能, 例えば, 耐油性, 耐熱性の優れた特殊合成ゴム, クロロプレンゴム, アクリロニトリル・ブタジエンゴム, ブチルゴム, エチレン・プロピレンゴムなど幅広い用途に用いられる弾性材料をも生み出した。

著者関連情報
© 1992 公益社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top