社団法人日本煙火協会・検査所
1994 年 42 巻 7 号 p. 464-471
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
花火, 「夏の風物詩」と言われるが, 華麗な大空の陽の美に対し, 瞬時に静寂の闇に帰る陰の悲情な刹那的コントラストは, 日本人の感性を掻き立てる。しかし, それが固体粒子の混合体組成物の固化成型化学的顕現化された複合体火の芸術であることは知られていない。「夏の風物詩」の中には, 科学と人間感性の美への憧憬が混然一体となった奇妙な蠢動が秘められているのである。解明されていないミクロ・マクロ部分が多い生活の中の一現象「夏の風物詩」花火についての考究の一端を述べてみよう。
化学教育シンポジウム
化学教育
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら