化学と教育
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人工腎臓 : 透析はここまで進んだ(<特集>からだの化学)
似鳥 嘉昭
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1996 年 44 巻 2 号 p. 95-98

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抄録

人工腎臓が我が国で実用化されてから四半世紀になる。人工腎臓は生体腎とは異なる透析という原理を利用して血液中の老廃物を除去する。原理は異なるが, 生体腎をお手本にして人工腎臓も進歩してきた。膜孔径の改良と透析に濾過の原理を加えることにより分子量1万前後の不要物質の除去性能も飛躍的に向上した。また膜素材の改良, 多様化により生体適合性の向上も計られてきた。生体腎と同様に24時間連続治療できる夢のシステムが望まれる。

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© 1996 公益社団法人 日本化学会
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