化学と教育
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生活習慣病と食品(食品をめぐる話題)
大澤 俊彦
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1998 年 46 巻 9 号 p. 546-549

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抄録

がんをはじめ動脈硬化や糖尿病の合併症などは「生活習慣病」とよばれ, 食事の欧風化に伴うカロリーの摂取過剰が大きな原因であると考えられている。その発症のメカニズムに, 「ライフスタイル」, 特に日常生活で起こりうる酸化ストレスによる生体傷害が大きな役割を果たしていることが最近明らかにされてきている。しかも, 「生活習慣病」には「治療」よりも「予防」, 特に食生活による予防が注目されている。本稿では, 酸化ストレスの関与を中心に, 食品中の抗酸化成分による生活習慣病の予防のメカニズムについて最近の話題を紹介する。

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© 1998 公益社団法人 日本化学会
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