日本経済新聞社
1999 年 47 巻 1 号 p. 26-29
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環境・エネルギーの分野では, 化学の常識からかけ離れた主張が多いように思われる。国のプロジェクトの中にも熱力学の原則を無視したとしか思えないものがある。量的なつじつまの合わない議論も多い。様々な数字が扱われるが, その数字の意味は顧みられず, 数字だけが一人歩きする。化学物質の安全性についても, 単に社会的不安をあおるだけの議論ばかりである。こういう状況が続けば, 日本は妥当な選択のできない国になりかねない。合理的な議論の基礎を作るのは科学教育だが, その中でも化学の役割は大きい。
化学教育シンポジウム
化学教育
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