化学と教育
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九州地区の理科・化学教育の活性化を目指して(地域における化学教育研究活動)
吉村 和久黒澤 和香月 義弘園田 高明
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1999 年 47 巻 12 号 p. 815-818

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抄録

日本化学会化学教育協議会九州支部における現状を報告するとともに, 高等, 中等, 初等教育に関連した現場からの声を紹介した。(1)本年度で, 九州全県での理科・化学教育懇談会の立ち上げが終了し, 各県でのいろいろな事業が模索されている。(2)「理科離れ」というが, 小・中・高校生の理科への興味は決して少ないわけではない。しかし, 年齢が上がるにつれて自主的な野外体験や理科実験の時間が少なくなっており, まずは大学入試から改革する必要がある。(3)高等学校化学関係教員の資質の向上のための研究発表会や研修会を行なうとともに, 生徒自習用「理科研究ノート」を独自に刊行してきた。高等学校化学クラブ研究発表会が盛況の内に続けられている。(4)地域の中で子どもたちと一緒にものづくりの楽しさを体験するための草の根運動および大学学内開放ジュニア向けコースに関する紹介をした。

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© 1999 公益社団法人 日本化学会
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