化学と教育
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写真(光と化学 4)
佐藤 幸蔵
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2000 年 48 巻 6 号 p. 390-393

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抄録
ハロゲン化銀粒子はわずか数個のフォトンにより, 潜像と呼ばれる銀原子のクラスターを生成する。このクラスターが触媒となり, 現像の過程で銀原子の数は数十億倍に増幅される。また, ハロゲン化銀自身は青色光にしか感じないが, 粒子表面に色素を吸着させることにより, 可視全域から近赤外域までの光に感じるようにすることができる。さらに, ハロゲン化銀は現像過程で色素形成など様々な物質変化を引き起こすことができる。すなわち, センサーとメモリーとディスプレイの3つの機能を併せ持つと言えよう。
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© 2000 公益社団法人 日本化学会
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