化学と教育
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東海支部化学教育協議会 : 活動のさらなる発展をめざして : 特徴ある行事とその取り組みを中心に(地域の特徴を生かした化学教育)
武井 庚二
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2001 年 49 巻 12 号 p. 769-773

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抄録

当支部では愛知, 岐阜, 三重, 静岡, 長野の5県の化学系の教育に携わる大学が活動の中心になっている。本稿では5県に関係する行事のうち3つの活動について紹介する。それらの特徴, 現状と考察, 発展に向けて, 活性化のためになど, 私見を述べたい。1.東海地区化学研究発表交流会-この10年(10回)の歩み化学クラブを中心とした高校生の研究発表会である。新会場の特色, 10回分の発表テーマと発表校名を記す。2.東海地区化学研究協議会-この5年間の歩み高校と大学教員による研究発表, パネルディスカッションと講演会などを催す。会場名, 研究発表者の各県1名と発表テーマ, 特別講演者名と演題, パネルディスカッションと主題など, 近年の5回分を記す。3.東海地区化学教育セミナー-第31回を迎えて・この5年間の歩み現職高校教員のための研修会である。会場は名古屋大学で, 講演と演示実験・実験実習から成る。その5回分を記す。化学教育協議会の活性化のために若い理科教員の勧誘と新規の教員の採用が必要になってくる。愛知県でのこの11年間の採用状況を示し, 生徒実験との関連について考える。

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