化学と教育
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光信号を化学信号へ : ディジタル時代の増感色素(化学教育講習会 : 生活の中の化学 : 最近の話題)
稲垣 由夫
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2002 年 50 巻 2 号 p. 137-139

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抄録

光信号を化学信号として記録する技術の中でも特に日常生活との関係が深い銀塩写真とCD-Rをとりあげ, その中で光を受け取るアンテナのような役割を果たすシアニン色素の機能を解説する。シアニン色素の構造と性質との関係は化学の諸原理を解説するための教材としても有用である。最近の話題として, 画像情報のディジタル化が進む中でのシアニン色素の分子設計について紹介する。

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© 2002 公益社団法人 日本化学会
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