化学と教育
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初等・中等教育における義務教育としての理科教育とは何か : 教員養成の立場から(ヘッドライン:初等・中等化学(理科)教育を考える-教員養成の現場から)
尾関 徹横井 邦彦
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2004 年 52 巻 10 号 p. 690-693

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抄録

近年,「ゆとり教育」重視の教育課程へのシフトに伴い,小学校・中学校で行う「義務教育としての理科」においても内容の大幅な削減が行われている。しかし,削減されている項目の多くは,児童・生徒が難しいと感じるものを単純に削除するというものであり,「義務教育としての理科」のあり方が検討されておらず,受験問題で出てきそうな項目が羅列されるだけの教科書となり,観察・実験を通して現象を考えさせたり,なぜそのような理解に至ったのかを考えさせるような科学的思考の連続性や系統性に欠け,非常に教えにくいものになっている。そこで,本稿では,「初等・中等教育における義務教育としての理科教育とは何か」について,「人間が人間の歴史の中で見出してきた普遍的に学びたいこと」という観点から考察することにした。

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© 2004 公益社団法人 日本化学会
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