化学と教育
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初代化学オリンピック代表へのインタビュー : 彼らは,化学グランプリと化学オリンピックで何を感じたのか?(ヘッドライン:化学グランプリと国際化学オリンピック)
坂井 英夫
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2004 年 52 巻 2 号 p. 76-88

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抄録

昨年7月6日〜7月13日に第35回化学オリンピックがギリシャのアテネで開催された。本大会は,日本から4名の代表(赤羽正寿君,上野功一君,佐藤直人君,田辺一郎君,いずれも創価高等学校3年)が初めて参加した記念すべき大会である。初参加ながら4名の代表は大健闘し,上野君と佐藤君は銅メダルを,赤羽君と田辺君はHonorably cited(敢闘賞=各問題のある部分で満点を獲得したことを称えるもの)をそれぞれ受賞した。日本から初めて化学オリンピックに参加した4名の生徒たちがどのような努力をして参加資格を得たのか?オリンピックまでにどのような努力をしていったのか?また,化学グランプリをどのように考えていったのか?およそ1年半の奮闘ぶりを直接インタビューしてみることにした。インタビューには,代表の赤羽君,上野君,ゲストとして参加された創価高等学校教諭高松義一先生,そして,化教誌編集委員長の下井守先生に出席していただき,1時間半近くにわたって,大変興味深いお話を伺うことができた。

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