化学と教育
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第11回化学教育フォーラム開催報告(ヘッドライン:21世紀の化学教育-高校新課程を考える)
有賀 正裕
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2004 年 52 巻 7 号 p. 436-438

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抄録

新教育課程では,高等学校の理科全体が複雑な選択制を採っているうえ,化学においてもその構成に大きな変化があった。そのため,自然科学系,文科系,また大学教育を受けるか否かを問わず,今後日常に出会うであろう化学的な問題に対処できるのか,心許ないと言わざるを得ない。約30%の内容削減を余儀なくされた小学校,中学校の影響を受けた高等学校では,それらのつけをすべて解消することが要求される。しかも授業時間は削減された上である。一方で,学力低下との批判を受け,改定直後に学習指導要領の見直しがされるなど,高校化学教育を取り巻く環境は複雑である。時間的制約を受ける中での高校化学教育の本来の姿,教科書のあるべき姿には,大学入試への対応ともあいまって,多くの意見や考えがある。そこで,今回は高校化学の新教育課程に焦点を絞って考えた。

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© 2004 公益社団法人 日本化学会
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