2006 年 54 巻 2 号 p. 68-69
科学オリンピックについて,参加資格,参加者数,分野,参加国および日本の参加状況など概況を述べるとともに参加や開催にあたっての関係者の負担について紹介した。科学オリンピックは2004年より科学技術振興機構が支援を始めており,数学,化学に加えて生物,物理,情報における活動の活性化から参加基盤が形成されたと言える。現在,科学オリンピックは,文部科学省の「科学技術理解増進政策に関する懇談会」でも取り上げられるように注目されており,今後の発展のために関係者の一層の協力・支援が期待されている。