化学と教育
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ナイロンの合成と反応(基礎化学品製造の実際と高校での教育実践)
松本 浩一槌間 聡
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2011 年 59 巻 12 号 p. 610-613

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抄録

「石炭と空気と水から,人工的に合成し,クモの糸より細く,鋼鉄よりも強く,絹糸より弾性に富む新しい繊維」としてナイロンがデュポン社から発表されたのは1938年であった。現在の生活に欠かすことのできない合成繊維が工業的に合成されるようになったのは,わずか60年ほど前の事である。高等学校の化学で扱う高分子の代表ともいえるナイロンの合成とその反応を述べる。

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© 2011 公益社団法人 日本化学会
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