東京理科大学大学院科学教育研究科:(現)文教大学付属中学・高等学校
東京理科大学理学部化学科
2012 年 60 巻 3 号 p. 124-127
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呈色反応による古典的なエステルの検出法であるヒドロキサム酸鉄(III)法を環境負荷の少ない水溶媒中で円滑に行うために,陽イオン界面活性剤の触媒作用を検討した。陽イオン界面活性剤触媒は,特に反応性の低い芳香族カルボン酸エステルあるいは炭素数の多いアルコールに由来するエステルの検出において有効であった。得られた知見を活用して,呈色による生成物の検出を含むエステルの合成実験と,身のまわりにある製品に含まれるエステルの検出実験を開発した。
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