2014 年 62 巻 7 号 p. 330-333
新しく改訂された学習指導要領には,実社会や実生活との関連性をもって教えることが重視されている。これは単に児童・生徒たちに理科に対して,興味・関心をもってもらうためのものだけでははい。膨大な情報があふれ,日々変化していく時代,もはや,知識をもっているだけでは価値はなく,それを実生活,実社会で活用していく力が必要となっている。学校が社会(産業界)と繋がることで,何が生み出されるのか。企業と学校とのコーディネートを通して,理科教育におけるキャリア教育の取り組みから見えてきた可能性について報告する。