化学と教育
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動的共有結合を利用した分子マシン(ヘッドライン:動的共有結合化学-共有結合形成を可逆的に制御する-)
河合 英敏
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2016 年 64 巻 3 号 p. 106-109

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抄録

結合形成と切断が可逆的に起こる動的共有結合は,その平衡状態を外部刺激によって制御することが可能であり,結合形成時の運動性と切断時の運動性の違いを利用することで,分子運動や構造の大きな変化をコントロールすることもできる。これは分子レベルで「一定の相対運動をなし,外部から与えられたエネルギーを有用な仕事に変形する」機械,すなわち分子マシンの構築に適用可能な刺激応答性駆動部位としてとらえることができる。ここでは動的共有結合の一つであるイミン結合を利用した生体分子マシンや人工分子マシンを紹介する。

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© 2016 公益社団法人 日本化学会
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