日本東洋医学雑誌
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臨床報告
慢性蕁麻疹の漢方治療奏効例における心理的背景に関する「問診」の重要性
関矢 信康林 克美檜山 幸孝並木 隆雄笠原 裕司地野 充時大野 賢二喜多 敏明平崎 能郎寺澤 捷年
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2007 年 58 巻 4 号 p. 723-728

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抄録
漢方治療が奏効した蕁麻疹の4症例を経験した。内容はコリン性蕁麻疹2例, 慢性特発性蕁麻疹1例, 寒冷蕁麻疹1例であった。悪化要因として, 第1例は義父の介護と子宮摘出術のストレス, 第2例は家庭内の問題での精神的ストレス, 第3例はパニック障害樣のエピソード, 第4例は家族に対する心配・不安を指摘できた。皮膚症状を改善する上での有効方剤は, それぞれ桂枝茯苓丸, 半夏厚朴湯, 抑肝散加陳皮半夏, 加味逍遙散であった。これらの処方の選択を行う際に, 皮膚症状に関与する心理的背景を聞きだし得たことが大いに役立った。心理的背景について繰り返し丁寧に問診を行うことは, 蕁麻疹難治例の治療において有用であると考えられた。
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© 2007 一般社団法人 日本東洋医学会
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