北大前クリニック
2009 年 60 巻 2 号 p. 155-159
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
漢方治療をおこなって著効を得た脂漏性皮膚炎の5症例を経験した。うち3例は1ないし2年前から,顔面に皮疹がみられ,ステロイド剤やケトコナゾール外用剤による治療をうけていたが効果なく,十味敗毒湯により数カ月でほぼ完治した。他の2例はそれぞれ10年と25年前から被髪頭部に皮疹が続いていたが,荊芥連翹湯,麻杏よく甘湯,抑肝散加陳皮半夏の合方で,それぞれ2カ月後と8カ月後に著しく改善した。
日本東洋醫學會誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら