日本東洋医学雑誌
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調査報告
多施設での統一した舌診臨床診断記載の作成を目的とした日本の舌診文献調査
王子 剛並木 隆雄三谷 和男植田 圭吾中口 俊哉貝沼 茂三郎柴原 直利三潴 忠道小田口 浩渡辺 賢治藤井 泰志喜多 敏明小暮 敏明小川 恵子田原 英一萩原 圭祐矢久保 修嗣南澤 潔村松 慎一和辻 直花輪 壽彦
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2014 年 65 巻 3 号 p. 224-230

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抄録

漢方医学では舌の色や形状を観察する舌診が患者の体質や病状を知る重要な手掛かりになると考えている。我が国において,舌診に関する書籍が複数発行されているが,記載内容が不統一で臨床的な舌診所見の標準的な記載方法はまだ確立してない。舌診の研究および学生への漢方教育において標準的な舌診臨床所見は必要である。そこで舌診の日本の文献(計12文献)を用いて,色調や形態の記載について比較検討した。その結果を用いて舌診に習熟した多施設の漢方専門医のコンセンサスを得た上で,舌診臨床診断記載の作成に至った。作成にあたり,実際臨床において短時間で観察し得る舌所見を捉える事と初学者でも理解し易いよう,微細な所見の違いよりも確実に捉えやすい舌診所見に重点を置いた所見記載とした。

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© 2014 一般社団法人 日本東洋医学会
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