日本東洋医学雑誌
原著
上肢手術後の手指腫脹に対する治打撲一方エキス剤の有効性
—リングゲージを用いた検討—
鈴木 拓吉田 祐文
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67 巻 (2016) 3 号 p. 221-224

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抄録

指輪のサイズ測定に使用するリングゲージを用いて,上肢手術後の手指腫脹に対する治打撲一方の効果を検討した。上肢手術後に罹患指の腫脹が消退するまで治打撲一方を処方した112例と処方しなかった134例の腫脹消退期間を調査した。外傷/非外傷手術における腫脹消退までの平均期間は治打撲一方群が4.3/2.2週,非処方群が7.2/3.4週であった。術後1,2,4,8,12週における罹患指と健側指との平均サイズ差は治打撲一方群が0.9,0.4,0.3,0.1,0.1/0.4,0.3,0.3,0.2,0.1,非処方群が3.3,3.0,2.1,1.2,0.8/1.2,0.8,0.4,0.2,0.2であり,治打撲一方は有意に腫脹消退作用が強かった(P <0.01)。

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© 2016 一般社団法人 日本東洋医学会
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