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日本東洋医学雑誌
Vol. 67 (2016) No. 3 p. 264-273

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http://doi.org/10.3937/kampomed.67.264

原著

【緒言】月経前症候群(PMS)は月経前3∼10日に限定する愁訴と定義されイライラが精神的症状の中で最多である。
【対象】月経前のイライラを主訴に受診し鍼治療を行なった30人を治療群とし,同症状で無治療の22人をコントロール群とした。
【方法】精神症状の程度はSRS—18質問票を用いて測定した。治療群に対して1週間に1回のペースで計6回(1 クール)の施術を行った。SRS 合計点数20以上40未満の症例を両群から選出して連続する月経周期での点数を比較検定した。
【結果】SRS 合計点数に関して,選出治療群17症例と選出コントロール群7症例の間および選出治療群の治療前後で統計学的有意差を認めた(P = 0.0080,P = 0.00025)。73.3%(22/30)の症例が治療効果に満足されイライラを含むすべての症状が平均43%の程度に改善した。
【結論】PMS の精神症状が1クールの鍼治療によって改善した。

Copyright © 2016 一般社団法人 日本東洋医学会

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