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日本東洋医学雑誌
Vol. 67 (2016) No. 3 p. 302-306

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http://doi.org/10.3937/kampomed.67.302

論説

1963年に大塚敬節は当帰四逆加呉茱萸生姜湯証について報告し,その論文中に鼠径部圧痛の出現を図示している。 また1974年に彼は疝気症候群A の提唱を報告したが,鼠径部圧痛というこの有用な用語を彼自身は記述していない。 一方,彼の門弟達の著述を調査しいたところ,彼らは日常的にこの用語を用いていることが明らかになった。筆者は臨床観察によって新たにこの鼠径部の圧痛に伴って筋の緊張と痛覚過敏が出現することを明らかにした。これら鼠径部の徴候は当帰四逆加呉茱萸生姜湯証の診断において注目すべきものである。

Copyright © 2016 一般社団法人 日本東洋医学会

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