千葉中央メディカルセンター和漢診療科
ポランの内科クリニック
2019 年 70 巻 3 号 p. 199-204
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吉益東洞の伝記によると,彼は1752年に南部侯を往診している。しかしこの伝記には治療過程は記されていない。 最近筆者らは『雑書』という史料を見いだした。この書物は盛岡南部藩の家老によって記された日記である。この日記には東洞の南部侯に対する治療の詳細が記されている。本稿はこの日記を紹介し,併せて吉益東洞の具体的な行動について報告することを意図した。これは吉益東洞関連の史料として『東洞全集』出版(1917年)以来の意義有る発掘である。
日本東洋醫學會誌
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