日本東洋医学雑誌
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竜胆潟肝湯が奏効した陰股部の慢性膿皮症の1例
松田 三千雄斎藤 和哉
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1994 年 45 巻 2 号 p. 377-380

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抄録

抗生物質だけでは軽快傾向を認めない慢性膿皮症に対し, 竜胆潟肝湯を投与した。2週間後には紅斑が消失し, 結節も著明に縮小した。組織学的に瘻孔形成という器質的変化を認めたため, 手術を行った。これらの観察の結果, 竜胆潟肝湯は術前, 術後の病変部の管理に有用と思われた。著者が調べたかぎり自験例のような報告は見られなかったため報告する。

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