大阪医科大学第一内科学教室
1995 年 45 巻 3 号 p. 609-614
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西洋医学的な対症療法では対応できなくなった HTLV-I-associated myelopathy 症例に小柴胡湯を投与したところ, 瞑眩様症状の後に臨床症状の改善をみた。本例に対する小柴胡湯の効果は, その抗炎症作用と免疫調整作用によるものと考え, 特にサイトカインを介した後者の作用に注目した。本症に対して西洋医学的に有効な治療法がない現在, 症例を集積して漢方治療が検討されるべきである。
日本東洋醫學會誌
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