日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
Print ISSN : 0287-4857
筋緊張性ジストロフィー症のミオトニーに芍薬甘草湯が有効であった一例
増井 義一大澤 仲昭中嶋 秀人吉田 麻美渋谷 知宣
著者情報
ジャーナル フリー

46 巻 (1995-1996) 5 号 p. 773-778

詳細
PDFをダウンロード (635K) 発行機関連絡先
抄録

芍薬甘草湯によってミオトニーの持続時間が短縮した筋緊張性ジストロフィー症の一例を報告した。本剤は現在一般に使用されている西洋薬と同等の効果を示した。この効果より, 本剤は骨格筋細胞膜のイオンチャンネルにも作用することが明かとなった。その主要機序として glycyrrhizin によるKチャンネルへの作用を考え, 作用部位として apamin-sensitive K channel の可能性を推定した。また, 本剤は5週間連続投与されたが, ミオパチーの悪化は認められなかった。

著者関連情報
© 社団法人 日本東洋医学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top