富山医科薬科大学医学部和漢診療学講座
松田クリニック
富山医科薬科大学和漢薬研究所漢方診断部門
鐘紡記念病院和漢診療科
2001 年 51 巻 5 号 p. 1093-1099
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漢方薬に対して臨床で施行されるLSTについて, その信頼性を検討する目的で予備的な研究を行った。漢方薬非服用群に比較して, 麻黄服用群において麻黄に対するLST陽性率が高い結果が得られ, 桂枝茯苓丸服用者でも同様の傾向をみとめた。LST陽性者にアレルギーを発現している者はいなかったし, そのうちの何人かはチャレンジテストでも陰性であった。今回の調査では, これらの漢方薬に対するLSTは, 偽陽性を呈しやすい可能性が示唆された。
日本東洋醫學會誌
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