金沢大学薬学部附属薬用植物園
福田龍株式会社
2002 年 53 巻 5 号 p. 503-507
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前報で, マメ科の Pueraria 属植物の根を基源とする漢方生薬「葛根」は初夏に採集すべきであることを考証し, 報告した。本報では初夏と冬期に採集した葛根の化学的品質の相違について検討した。その結果, 水製エキス含量は冬期に高い傾向があったが, フラボノイドの puerarin や daidzin, またデンプン含量には初夏と冬期に顕著な変化が見られなかった。なおデンプン含量は株により大きく異なったが, 同一株においては冬期と夏期で顕著な差はなかった。
日本東洋醫學會誌
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