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感染症学雑誌
Vol. 77 (2003) No. 10 P 809-814

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http://doi.org/10.11150/kansenshogakuzasshi1970.77.809


麻疹ワクチン (TD97株) を接種された37症例の6週後及び3.5年後の血清についてゼラチン粒子凝集 (PA) 抗体, 赤血球凝集阻止 (HI) 抗体, 麻疹特異的IgG抗体のavidityを測定し, それぞれの推移をみた. 平均HI抗体価は6週後34.5であったのが, 3.5年後17.9に低下していた. 一方, 平均PA抗体価は6週後36.5であったのが, 3.5年後286.0に上昇していた. また, 麻疹特異的IgG抗体の平均avidityは6週後4.5%であったのが3.5年後には45.5%に上昇していた. PA抗体に対するHI抗体とAvidityの関与をみるため, 重回帰分析を行ったところ, HI抗体とavidityの有意な関与 (標準偏回帰係数はそれぞれ0.612, 0.726) が認められ, 重相関係数は0.880と高い値を示し, PA抗体が時間経過とともに上昇する要因としてavidityが強く関与していることが示された.

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