肝臓
症例報告
ラミブジン内服中に肝細胞癌の発症がみられた, genotype B・B型慢性肝炎の1例
西村 幸泉 並木小貫 優子井上 和成上田 研土谷 薫中西 裕之朝比奈 靖浩黒崎 雅之内原 正勝三宅 祥三有井 滋樹
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46 巻 (2005) 3 号 p. 119-125

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抄録

症例は63歳, 男性. 平成12年にB型慢性肝炎と診断 (肝生検にてA2F2) 後, IFN療法等の抗ウイルス療法を施行されたが無効であった. 平成14年3月よりラミブジンの内服を開始し, HBV-DNA量やALT値は改善傾向であったが, 平成15年2月の画像検査にて肝腫瘤を認め, 精査の結果肝細胞癌と診断され外科的治療を施行した. HBV genotypeを検索したところ本症例は台湾などに多く本邦では稀なgenotype Baであった. B型慢性肝炎の病態や発癌にgenotypeの相違が関与している可能性が考えられた.

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© 2005 一般社団法人 日本肝臓学会
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