国立病院機構小倉病院肝臓病センター・臨床研究部
国立病院機構小倉病院臨床検査科
北九州総合病院臨床検査部兼研究部
国立病院機構小倉病院肝臓病センター・臨床研究部 麻生飯塚病院肝臓内科
2008 年 49 巻 8 号 p. 376-385
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症例は65歳,男性.平成18年12月肝S4/8に径約4 cmの腫瘤を指摘され当科に入院した.諸検査の結果,肝原発腫瘍と考えられたが質的診断が困難であり,腫瘍生検にてsarcomatoid carcinomaが示唆された.肝切除術を施行したところ,腫瘍は単結節型で異型の強い紡錘形細胞が束状に密に増殖し,多形や核分裂像が目立った.免疫染色でAE1/AE3およびvimentinが陽性であり,sarcomatoid carcinomaと診断した.
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