肝臓
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症例報告
経皮的ドレナージ術と経過観察にSonazoid®造影超音波検査が有用であった,肝膿瘍の1例
大森 薫谷本 治子寺井 崇二山崎 隆弘坂井田 功
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2009 年 50 巻 11 号 p. 657-664

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抄録

症例は60代男性.主訴は発熱と右季肋部痛.CTで肝右葉に60×40 mmの膿瘍を指摘された.腹部超音波検査Bモードでは,膿瘍と背景肝の境界が不明瞭で,安全かつ確実な穿刺ドレナージが困難であった.Sonazoid®造影超音波検査のKupffer imageでは50 mmの膿瘍腔・壊死部が明瞭に描出され,経皮経肝膿瘍ドレナージ術を施行した.その後もSonazoid®造影超音波検査により,治癒経過を観察しえた.肝膿瘍の経皮的ドレナージ術と経過観察に,造影超音波検査が有用であった肝膿瘍の1例を経験した.

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© 2009 一般社団法人 日本肝臓学会
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